8. 転換(SE類)
今回は、述語の表現力を広げつつ、実用上は項の表現力を広げたいと思います!
回りくどいな
まあまあ。SE類(セるい)は述なれ語の頭について、PSをひっくり返します。
- se
- 述語として使える単語の頭につけて、その語のPSのx1とx2を入れ替える
- te
- 述語として使える単語の頭につけて、その語のPSのx1とx3を入れ替える
- ve
- 述語として使える単語の頭につけて、その語のPSのx1とx4を入れ替える
- xe
- 述語として使える単語の頭につけて、その語のPSのx1とx5を入れ替える
ひっくり返す?
たとえばこんな感じ。
- klama
- x1 は x2(目標点)へ x3(起点)から x4 を経由して x5(手段)で行く/来る
- mi klama ta = ta se klama mi
- 私はそこに行く
- mi klama zo’e ti = ti te klama zo’e mi
- 私はここから行く
- mi klama zo’e zo’e tu = tu ve klama zo’e zo’e mi
- 私はあそこを経由して行く
- mi klama zo’e zo’e zo’e ti = ti xe klama zo’e zo’e zo’e mi
- 私はこれを使って行く
あー…。あーー…。se はx1とx2を、te はx1とx3を、ve はx1とx4を、xe はx1とx5を確かにひっくり返してるね。
でしょ。この機能を転換と呼んだりします。SE類はほんとに転換するだけの単語で、それ以外には意味のない単語なんだよね。
存在意義あるの?
んー。たとえば、後ろの方の項だけを言いたいときとかは省エネできるよ。
- [zo’e] klama zo’e zo’e zo’e ti = ti xe klama [zo’e] [zo’e] [zo’e] [zo’e]
- これを使って行く。
ああー確かに。いや、でもなあ…
そう。述語の表現力としてはイマイチなのよ。
でも、x1と別のところを入れ替えれるってことは、冠詞と組み合わせれば、好きな位置を表す項を作れる ってことじゃない?
- lo klama ku
- 行く人 (klamaのx1)
- lo se klama ku
- 行き先 (se klamaのx1 = klamaのx2)
- lo te klama ku
- 起点 (te klamaのx1 = klamaのx3)
- lo ve klama ku
- 経由点 (ve klamaのx1 = klamaのx4)
- lo xe klama ku
- 交通手段 (xe klamaのx1 = klamaのx5)
おおお!すごい!一気に項の表現力が広がった!
あ、「実用上は項の表現力を広げる」ってそういうことだったのね。
そゆこと。
よく分からなかったら「se, te, ve, xe を使うと、冠詞によってx2, x3, x4, x5が引き出せる」ってことだけ押さえていればいいよ。
True/False Questions
- se は x1 と x2 を入れ替える。
- xe は x1 と x4 を入れ替える。
- lo se citka ku は 「食べられるもの」という意味の項である。
- se, te, ve, xe は項になれる語句の直前につける。
-/- answers correct!